�大きな励みとなり、私の財産の一つです。 国税の職場は、このように充実した多数の研修がしっかりと確立されており、自身のキャリアアップや成長が感じられる職場であり、また、人事面や福利厚生面も充実しておりますし、ワークライフバランスの推進などにも積極的に取り組んでおります。 また、経済社会の変化にも柔軟に対応し、絶えず進化し続ける組織を目指し、チームワークで高いパフォーマンスを発揮している組織でもあります。とてもやりがいのある魅力に溢れた職場でありますので、是非とも、皆様の親族や友人・知人の方に国税の職場を紹介していただければと思います。門の職員とのつながりができたことが大変ありがたかったですし、その大切さを実感し、今もいろいろと助けてもらったり、支えてもらったりしています。 そのほか、税務大学校の総合教育部の法人課税班の教授として、2年間勤務し、主に2つの研修を担当しておりました。 一つは、国税専門官採用試験による新規採用者を対象として実施している3か月間の専門官基礎研修です。「社会人としての良識や公務員としての自覚を身に付けさせるとともに、税務職員として必要な知識、技能等の基礎的事項を習得させる。」ことを目的とし実施しているもので、税法科目に限らず、応接マナーや接遇マナーの班別会同(ゼミ)などを行っておりました。 もう一つの研修は、専門官基礎研修修了後2年間(当時は3年間)の税務署での実務経験を経た職員等を対象として実施している7か月間の研修です。専科研修といいまして、「専門官職として必要な知識・技能を習得させるとともに、それにふさわしい広い視野・高い識見、的確な判断力等を身に付けさせる。」ということを目的として実施しているもので、私は、税法等の講義や班別での討議(ゼミ)などを行っておりました。 当時は、いずれの研修も全国から約1,000人の研修生が埼玉県和光市にあります研修所に集まって行われておりました。 税法等を学んだりするだけではなく、全国に同じ志を持った仲間もできますので、研修生にとりましても、とても貴重な機会であると思います。 それから、自分の教え子といいますか研修生がそれぞれの職場で成長し、活躍している姿を見たり、聞いたりすることは、とても喜ばしくうれしいことですし、私自身としても昨 年 は 、税 務 相 談 室 に 勤 務 さ れ て いたと伺 いました が? はい、税務相談室で室長を務めておりました。 税務相談室は、「国税の制度や法令等の解釈・適用等に関する納税者等からの自発的な問合せ」を税務相談と位置付け、電話等での税務相談に対応している部署であります。 税務相談への回答に際しては、親切・丁寧な応対で、相談者の理解が得られるようできるだけ平易な言葉で分かりやすい説明に心掛け、的確で迅速な回答に努めています。 また、電話を受けた際には、国税庁ホームページの案内やタックスアンサー(よくある税の質問)・チャットボット(税務職員ふたば)の利用なども納税者の方に案内しており、納税者自身による自己解決が図られるようサポートしております。 そして、1本でも多くの税務相談に対応し、納税者利便の向上に資するよう相談室職員一体となって取り組んできております。宮城 邦弘 広報担当副会長飯田 永介 広報委員長
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